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腸内細菌からの【腸脳相関】は常識。美腸づくりには脳からのアプローチも必要

過去コラムでもまとめましたが、「脳腸相関とは?腸内細菌のすごい働きと脳への密接な関係性を読み解く」 脳と腸はつながっているという事実。 今はさらに進んで、「腸脳相関」という認識になっています。 美腸づくりには欠かせない、腸内環境改善。それは、脳内環境改善にもつながっているのです。





1.ストレスをためやすい人の思考は2パターン


自律神経失調の症状がある方の多くは、そもそもストレスを抱えていて、悩みが頭の中でグルグルと回っています。ふと気がつくとストレスになっている仕事や人間関係などで頭がいっぱい…っていうそんな経験はありませんか?


そんなときの対処法は 

「楽しいことや好きなこと、リラックスできることを思い浮かべる」 です。


はぁーー??ってちょっといらっとしました??

幼稚な回答ですねーー!!ってちょっとあきれました??


その直感…ご注意くださいね。実は、脳で感じた直感は、すべて腸内細菌に直結して一瞬で伝わっています。



● 意識的に切り替える


まずは、先ほどお伝えした対処法の根拠を説明します。

「イライラやストレスを感じたときは、楽しいことや好きなことを思い浮かべる。」


これはつまり「脳を意識的にきりかえる」ということ。 それには理由があります。それは、


「脳は見ているものを自分の実体験だと勘違いする性質があるから。」


自分の頭の中で、楽しい情景やリラックスできることをなるべく鮮明に思う浮かべると、脳は自分が今実際にやっているのだと勘違いしてくれます。嬉しい錯覚です。それを利用します。

そして、副交感神経へのスイッチを入れてくれて体をリラックスする状況に切り替えてくれるのです。



●ストレスをためやすい人の思考パターン


「認知のゆがみ」

ストレスをためやすい人が陥りがちな考え方のパターンを表しているものでアメリカ精神科医デビッド・D・バーンズ博士が提唱している新しい認知療法。ストレスをためやすい人の考え方は大きくわけて2パターンにわけられます。




1.完璧主義

    100点をとらないと気が済まない、~しなければならないといった思考



2.ネガティブ思考

    悪いことばかりに視点を向けてしまう、根拠もないのに将来を悲観する思考



完璧主義もしくは、ネガティブ思考により、ストレスをためてしまい、自律神経を崩し、体調を崩す人を分析すると、そもそもの思考回路に悪いクセがあるのが特徴です。



2.悪い考え方のクセは5パターン


性格だからというよりも、長年の習慣で身についてしまった「考え方のクセ」。その中でも「悪い考え方のクセ」というのは、5パターンあります。



悪い考え方のクセ

  1. 悪いことだけを見る、見つける才能がある
  2. マイナスにとらえすぎる、素直に喜べない
  3. すべて感情的にものごとを決めつける
  4. 「どうせ○○だから」と意味のないネガティブレッテルを貼りたがる
  5. なんの根拠もないのに、悪い結論を勝手に予測する


ビジネスにおいても、普段の生活においても、このような悪い考え方のクセが出てしまう人は、要注意です。 これは、性格だけの問題ではなく、腸内環境をさらに悪化させるサインになるかもしれないからです。



3.腸脳相関


過去コラム「脳腸相関とは?腸内細菌のすごい働きと脳への密接な関係性を読み解くにもまとめましたが、「脳と腸はつながっている」という事実があります。


脳腸相関」という認識でしたが、さらに研究成果が進んで、今は「腸内細菌からの腸脳相関」であるという認識になっています。


今まで私たちが、脳で決定すると思い込んでいた

*判断

*思考

*嗜好

*直感

*夢


などなどは、すべて腸内細菌が決定し、腸管にある神経系統を通って、脳に反映させているにすぎないということがわかってきたのです。


腸内細菌が意識・思考を決定するということに、もう一つピンとこないかもしれませんが、この視点から説明すると理解しやすいかもしれません。


●顕在意識と潜在意識


さまざまな自己啓発セミナーで必ずとりあげられている潜在意識の開花方法。これは、腸からの視点で説明すると、腸脳相関の関係性であることから、脳内環境を整える=腸内環境を整えるにつながり、健康を取り戻す治療、もしくは、美腸活づくりの一端になっているのです。



無意識(潜在意識:見えない部分)へのアプローチからの、意識(顕在意識:見える部分)の改善がとても重要



顕在意識とは、「あ、今、私は、またどうせ自分なんか…とネガティブな考えになっていた。」という言葉にできる意識のこと。 この顕在意識は、潜在意識:無意識が表面化されたことにより出てくる意識です。


潜在意識の特徴としては、

1.変化を嫌い元の状態に戻そうとする

2.習慣化すると行動にあらわれる

3.価値感となって口癖や行動に現れる


なので、潜在意識をより質の高い良いものに変えていく方法として、脳内思考パターンを改善するトレーニングからはじめましょう。



●脳内環境・脳内思考パターン改善のトレーニング


①完璧主義をやめる


物事を白か黒か、ゼロか100かという視点でしかみることができず、白黒つけなければ納得できないという思考パターン。

仕事でいうと、任された仕事はなんとしてでも高い評価をとらないといけないと考え、過度に自分を追い込んでしまう人。 また、上司がきちんと指示をしてこないことに怒りを覚えたり、好き嫌いで判断しがちな人に多いです。


対処法としては、「あいまいさを許容する気持ちをもつ」ことです。90点とれたら合格という考えにきりかえ、心に余裕をもちましょう



②よくない出来事が起こり続けると考えない


一度よくない出来事があったら、いつもよくないことが起こると思ったり、たった1人に嫌われただけなのに、みんな私のことが嫌いなのだと思ってしまうような思考パターン。


対処法としては、「全体を客観的に考える」ことです。一週間(7日)のうち、6日はうまくいった!6/7…成功率86%だ!すごいと考えましょう。



③成功は成功、失敗は失敗と線引きをするトレーニングをする


失敗や悪いことを大きく、いつまでもしつこく考え、成功や良いことを小さく考えるという思考パターン。


対処法としては、「人はみんなミスをするという事実を理解し、小さなミスは、台無しではないと考える」ことです。


ミスは行動した結果です。何も行動しない人よりも大きな成功です。どんどんチャレンジして、ミスをたくさんした方が、その経験値からのちに大成功につながります。 この脳内の思考回路の線引きトレーニングは、女性は苦手な方が多いので、意識的にとりくみましょう。




上記にまとめたように 考え方の悪いクセを意識的にやめる・脳内思考パターンを切り替えるというトレーニングをすることは、潜在意識を変えて顕在意識の改善へともっていくアプローチです。 


さらにそこから、HAPPY BRAIN(幸せ脳)な状態にすることで、腸と脳の環境は連動していることから、良い脳内環境にすることは、腸内環境も改善されていくということ。





 美と健康を手に入れるための、美腸づくりに必要なことは

  1)腸内環境を改善・整えること(シンバイオティクス)

  2)腸脳相関(顕在意識と潜在意識へのアプローチ)

 が必要になります。








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田和璃佳<日本美腸メソッズ協会代表>

田和璃佳<日本美腸メソッズ協会代表>

美腸カウンセラー®/美腸をつくるたった2つの習慣で、免疫力up・美肌get・ヤセ菌増やして痩せやすい体を手に入れるoriginal『美腸Methods®』を全国に展開。 【藤田絋一郎先生(東京医科歯科大学名誉教授)監修】
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