女性に嬉しい【骨盤底筋】や【呼吸筋】を鍛えることで体のゆがみを改善!
体のゆがみの一番の原因は【姿勢の乱れ】にあると断言できます。 姿勢を改善するだけで、体幹の安定力が鍛えられ、肩こりや腰痛などの体の不調が解消されます。
また、骨のゆがみは、加齢とともに現れてきます。その特徴的なものが、脊柱の椎骨や椎間板の変化です。椎骨と椎骨の間にある椎間板は、年齢とともに髄核に含まれる水分が減り、クッション性が低下していきます。
骨や椎間板は、変形すると修復が難しいとされていますが、正しい姿勢、体幹バランスを強化していけば、その劣化を最小限に防ぐことができますので、ご紹介していきましょう。
目次 |
1.骨盤底筋を鍛えて骨盤調整
骨盤について
骨盤は、脊柱をはじめ、頭・肩・腕の骨など上半身を支える土台となっています。
また、骨盤の上に内臓が集まっているため、骨盤の位置が崩れると、猫背や肩こり、お腹ポッコリ、腰痛などの症状がみられるようになります。
●骨盤の正しい位置:骨盤が正面を向いて、左右が水平であること。 前後の傾きが適切な角度であること(骨盤は横から見ると、やや前方に傾いている)
骨盤底筋について
骨盤底筋とは、骨盤の底でハンモックのように膀胱、子宮、直腸などが下がらないように骨盤から支えている筋肉郡のこと。
尿道や膣、肛門を締めるなどの重要な役割を果たしています。 骨盤底筋は、腹筋などと同じように鍛えることで強化することができます。
骨盤底筋が緩んでくると下記のような症状がでてきます。
- 骨盤のゆがみ
- 姿勢の崩れ
- お腹のたるみ
- 尿もれ
- 運動能力の低下
- 血行不良
- 内臓の働きの低下
- 便秘
- 生殖機能の低下
特に、お腹を引き締めるインナーユニット(腹横筋)と骨盤底筋は連携しているので、骨盤底筋の動きが悪くなると、腹横筋の働きも弱まり、お腹を凹ませた状態でキープすることが難しくなります。
2.骨盤底筋を鍛えるトレーニング
仰向けに寝て両ひざを立て、息を吐きながら、膣や肛門など意識しやすいところを引き締めながらゆっくりをお尻を持ち上げキープします。
3.呼吸筋アップで体幹強化
ヨガ、禅、ピラティスなどに共通するのが、呼吸で体幹を整えるという手法。
中でも、ヨガは、インド文化に起源をもつ、心と体、呼吸と身体的なポーズを結びつけるという歴史の古い心身の調和法です。 禅における心や精神を鍛える呼吸は、へその下の丹田に意識を向ける【丹田呼吸】が特長です。
また、ピラティスが目指すのは、鍛えぬいた筋肉ではなく、柔らかくしなやかな筋肉であり、しっかり呼吸を意識して脊柱を自由に動かすことと、筋肉をコントロールすることとしています。
とても大事なことですが。
呼吸機能を高め、心臓の働きを強化していくと、毛細血管やミトコンドリアの増加につながります。
呼吸によって体内に取り込まれた大量の酸素を体の隅々まで運ぶために、全身の毛細血管が増えていくといわれています。 これを『血管新生』とよびますが、既存の血管から枝分かれするように新たな血管が形成されるのです。
年齢とともに毛細血管はどんどん短くなるので、自力で血管新生するように心がけることは、アンチエイジングでもあり、低体温の予防にもなります。
また、血管新生することで、細胞にあるミトコンドリアの数も増加するといわれています。
ミトコンドリアは、呼吸によって体内に取り込まれた酸素などを使ってエネルギーを作り出す器官なので、ミトコンドリアの数が増えれば、それだけ多くのエネルギーをつくり出せることができ、若々しいカラダを維持することができます。
体幹トレーニングも大事ですが、意識してゆっくり長く呼吸を整えることからはじめてみませんか?
まとめ
- 体のゆがみや骨のゆがみは、姿勢の乱れが原因。体幹を鍛えることで正しい姿勢をキープでき、体の劣化を防ぐとともに不調を解消することができる。
- トレーニングで骨盤底筋を鍛え、尿もれやお腹のたるみを改善できる。
- 意識して呼吸方法を変えることで体幹を整え、ミトコンドリアの数も増えてエイジングケアにつながる。
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