【用語集】美肌づくりに必須の『保湿』関連用語|よく聞く単語を詳しく解説
お肌に関することや、乾燥対策なんかでは必ず出てくる「保湿」に関連する用語を集めてみました。 必須用語がでてきたら、随時リライトしていきますね。
● アミノ酸
タンパク質を構成する成分。人の肌がもともと持っているNMF(天然保湿因子)の主要成分で、角質の水分保持に重要な役割を担う。最近では、コラーゲン産生や酸化防止などにアプローチするD-アミノ酸が注目を集めています。
● NMF
人がもともと持っている肌の中の保湿成分で、角質細胞の中に存在する。アミノ酸、乳酸、尿素、クエン酸塩などがNMFを構成するおもな成分で、水分を抱え込んで、角質の水分を保持する役割を担っている。
● コラーゲン
タンパク質のひとつ。皮膚を構成するタンパク質のうち約70%をコラーゲンが占めている。真皮のコラーゲンはハリや弾力を保つために、重要な役割を担っており、紫外線や糖化などで変性し、加齢とともに減少する。
● 細胞脂質
肌の角層内で角層細胞同士の間を埋めている脂質のこと。主に、セラミド、遊離脂肪酸、コレステロールから構成される。この3つの成分がバランスよく存在することで、肌内部の水分の蒸発を防ぐバリア機能を果たしている。
● セラミド
人の肌に存在している油分の一種。角層にある角層細胞の周囲を埋め尽くすように存在する、細胞間脂質を構成する成分のひとつ。水分の蒸発を防ぐバリア機能を担っていて、肌に必要不可欠な成分。
● ヒアルロン酸
もともと人の体に存在する成分で、水を非常に多く保持する能力がある高分子。保水力が抜群に高いことで知られている。肌の保湿に効果を発揮し、クッションのように細胞を守役割も。加齢とともにその量は減少する。
● バリア機能
皮膚の最外層にある、薄さわずか0.02mmの角層が担う機能のひとつで、水分の蒸散を防ぎ、外界からの異物が体内に侵入するのを防ぐはたらきのこと。肌の潤いはバリア機能によって保たれ、乾燥するとこのはたらきが低下する。
● ラメラ構造
細胞間脂質は、水分と油分が交互に、幾層にも重なった構造で成り立っており、その構造のことをラメラ構造という。この構造がきちんと形成されることでバリア機能が正常に働く、熱や過剰な水分などでくずれやすい特徴も。