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腸内フローラを改善!本当に注目すべき日和見菌が必要な理由と増やす方法

腸内細菌の数は、個人では約100兆個ということがわかっており、細胞の数(約37兆個)をはるかに上回り、腸内細菌達の働き次第で私たちの心身の健康が左右されるということが、世界的にも研究されわかってきています。

では、その大事なパートナーである腸内細菌について詳しくみていきましょう。



1.腸内細菌の働きについて

腸内フローラとは


今さら聞けないキーワードとして、『腸内フローラ』という単語。ここで少し説明いたしますと…


フローラというのは、お花畑という意味。顕微鏡でみるとちょうと、腸内細菌がかたまって、いろいろな花が咲いているようにみえるので日本では『腸内フローラ』と呼ばれるようになりました。 同義語として、『腸内細菌叢』というのがあります。


海外でも腸内細菌の研究はかなり進んでいて、腸管に存在する微生物という認識から『マイクロバイオ―ム』と呼ばれています。 アメリカでは2007年から総費用$1億5000万以上と5年の歳月をかけ、国立衛生研究所が『ヒトマイクロバイオ―ムプロジェクト』を実行しています。


善玉菌・悪玉菌=発酵菌・腐敗菌?!


小腸で消化・吸収できなかった食べ物の残りかすは、腸内にすみつく菌が二次利用しています。食べ物に含まれる糖質は、腸内細菌に分解されることにより、発酵します


また、生成した酸により腸内が酸性に保たれて善玉菌が暮らしやすい環境になります。それは、悪玉菌の多くは酸性の環境を嫌うので、増殖防止にもつながります。



それに対し、ウェルシュ菌などの悪玉菌は、タンパク質や脂質を分解することにより腐敗させ、アンモニアや硫化水素などの有害物質をつくります腐敗が起きると、腐敗物質が腸壁を通して体の中に再吸収され、さまざまな病気を引き落こす原因にもなります。


さらに、腸内で悪玉菌が優勢になると、免疫力が低下し病気を引き起こしやすくなってしまいます。このように、腸内細菌は発酵と腐敗を行っていますが、どちらも食べ物を分解するといった意味では同じです。

では、善玉菌や悪玉菌と命名した、言葉を使い分けている意味は何でしょうか?


納豆を例に考えるとよくわかります。納豆などの発酵食品は私たちの健康によいとされています。しかし、腐敗した食品は人体に有害なものとされ廃棄されます。


これと同じで、同じ作用でも私たちの体にとって有用(善玉菌)か、有害(悪玉菌)かの価値基準で発酵と腐敗を区別しているだけなのです。



2.本当に注目すべき重要な菌は『日和見菌』

善玉菌は良好な健康状態を保つ作用があるため、一般的にヒーロー役のイメージです。そして、悪玉菌が作り出す有害物質は、便秘や下痢、肌荒れ、老化、生活習慣病などを引き起こす原因になるため、悪玉菌は悪役のイメージです。


しかし、悪玉菌は決して不要な菌ではありません!


悪玉菌の中には、食物繊維の分解、ビタミンB群やビタミンKの合成、感染症の防御など、私たちにとってプラスの働きをしてくれている菌もいるからです。 また、映画の戦隊ヒーローものと同じで、ヒーローは悪役がいないと活躍できません。腸内においても、ヒーロー役である善玉菌は悪役である悪玉菌と戦う(生存争いをする)ことにより力を発揮するのです。


ただ圧倒的に多いのは、日和見菌です。


とても賢く、善玉菌と悪玉菌の戦いで優勢な方の菌に加勢します。そして、日和見菌は最大勢力なので、一気に腸内環境を変化させます。


なにかと善玉菌と悪玉菌、そして乳酸菌やビフィズス菌などの一種類の菌が注目されていますが、実際は日和見菌が腸内環境の良し悪しを左右するほど重要な存在といえるのです。


その黄金バランス比率!!


腸内細菌叢(腸内フローラ)の種類としては、3種類。

善玉菌:日和見菌:悪玉菌の理想的な黄金バランスとしては、2:7:1と言われています。

これはなにがなんでも、日和見菌をたくさん持つ必要がありますね!




3.日和見菌を増やすためには『土壌菌』が効果的


話題の『土壌菌』とは


土壌菌というのは、土壌中に生息する微生物のことで、あらゆる有機物を分解し、自然界における物質循環の分解者として重要な役割を果たしています。


人間の腸内細菌も同様の菌群が有効であることがアメリカでも証明され話題になっています。

近年の自己免疫疾患の急増には、土壌菌の摂取量が減ったばかりでなく、それらを排除してしまう生活によって腸内フローラの構成が変わり、バクテロイデス・フラジリスなどの炎症を防ぐ作用をもつ細菌が腸から激減し、それによって腸内での炎症が起こりやすくなり、自己免疫疾患を起こしやすい遺伝要素を持つ人たちの間で発症者が急増している。

出典:カリフォルニア工科大学マズマニアン博士の研究論文


2018年に藤田絋一郎先生監訳で日本発売された本『すべての不調をなくしたければ除菌はやめなさい』ジョシュ・アックス著書(文響社)は、アメリカでベストセラーとなっており、米国医学界権威であるDr.ジョシュ・アックス氏が「薬で治らない不調は腸内細菌を増やせば治る」と何千人もの患者の診察を基に、まとめられた本で…


原書のタイトルが「Eat  Dirt」。日本語に訳すと「土を食べろ」


つまり、土壌菌の摂取が、腸内細菌を増やし、腸内環境を整えると断言されておられます。この理論は、日本における腸内細菌研究の第一人者である藤田絋一郎先生とまったく同じ。(だから藤田先生が監訳されました!) 


藤田絋一郎先生監訳☆ご興味があればご一読ください


また、アマゾン書店売上No.1(微生物学)の土と内臓 微生物がつくる世界』では、地質学者でワシントン大学教授のデイビッド・モンゴメリー氏と、妻で生物学者のアン・ビクレー女史の共著の中にも、土壌菌が腸内フローラ育成に有効であると書かれてあります。

「土と内臓 微生物がつくる世界」築地書館 David R Montgomery/Anne Bikle



土壌菌群サプリ『おなか畑®』で日和見菌が摂れる!


10年間の土壌菌の研究から、4種分解菌群の解明に成功しました。その4種類とは

セルロース分解菌群タンパク質分解菌群油脂分解菌群でんぷん分解菌群です。


微生物たちはそれぞれのコロニーで、あらゆる有機物を分解し、アミノ酸・ビタミン・ミネラル・酵素を生成しています。 その有用な土壌菌は、日和見菌に多く存在しているので、「おなか畑」を摂取することで、手軽に日和見菌を増やせるということです。


また、エクオール産生菌セルロース分解菌有胞子乳酸菌など、「おなか畑」に含まれている菌種はなんと14442種類!!           

菌種内訳

● 日和見菌 6128種 ● 善玉菌 1380種 ● 悪玉菌 5604種  

           試験検査:㈱日本食品機能分析研究所 第1704548


藤田絋一郎名誉教授(東京医科歯科大学名誉教授)も技術指導監修されてる腸内フローラ改善サプリメントは、他にはないですね。 お試しする価値はありそうです。



自然のチカラで腸内環境を整える♡土壌菌サプリ『おなか畑®』


まとめ

  • 腸内細菌の種類は3種類。善玉菌・悪玉菌・日和見菌があり、発酵と腐敗の働きによって名称をわけているだけということ。
  • 腸内細菌の黄金バランスは、善玉菌・悪玉菌・日和見菌=2:1:7である。
  • 一番重要なのは、日和見菌で土壌菌の中に多く含まれており、また世界的にも注目されている菌であり、土壌菌サプリ「おなか畑®」が有効である。



田和璃佳<日本美腸メソッズ協会代表>

田和璃佳<日本美腸メソッズ協会代表>

美腸カウンセラー®/美腸をつくるたった2つの習慣で、免疫力up・美肌get・ヤセ菌増やして痩せやすい体を手に入れるoriginal『美腸Methods®』を全国に展開。 【藤田絋一郎先生(東京医科歯科大学名誉教授)監修】
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