誰にもいえない【痔】のお悩み…それは、腸内フローラの悪化が原因です!!
男性だけではなく、女性にも多い「痔」。平成26年の患者数は約13500人。通院されてない「隠れ痔」患者数をいれるともっと多いかと思われます。 実は、「痔」になる原因とは、腸内フローラの悪化です。 何をやっても治らない・30年間「痔」でお悩みの方が、腸内環境の改善を心がけた美腸活をはじめたら、すぐに「痔」が完治されました。痔についてまとめました。
目次
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1.痔とは
肛門と肛門周辺の病気の総称です。痔はおしりの生活習慣病といわれ、日本人の3人に1人は痔に悩んだことがあるといわれるほど、身近な病気の一つです。
女性に多いのは、痔核や裂肛ですが、肛門周辺のかゆみの主な原因はおしりの洗いすぎ、ふきすぎ、温水洗浄便座の使いすぎなどですが、痔核や裂肛が原因の場合もあります。
実は、軽度の痔核は誰もが持っています。肛門は肛門括約筋の力で閉じていますが、それだけでは隙間ができてしまいます。その隙間を埋める役割をするのが小さな痔核。この部分が必要以上に大きくなり、脱出や出血などが起きると治療が必要になります。
女性は、ホルモンの影響で便秘や下痢になったり、妊娠・出産などで痔を引き起こすこともあります。
痔になりやすいのはこんな人
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2.痔の種類
痔核 (じかく)
全体の60%。最も多く、男女とも患者の半分以上をしめます。肛門に強い負担がかかることで、肛門を閉じる役割をするクッション部分が腫れます。 直腸側のクッションが大きくなった内痔核と、肛門部分のクッションが大きくなった外痔核があります。 普通、痔核というと内痔核をさします。
●原因
いきみの繰り返し、便秘、激しい下痢、重い物をもったときなどに肛門に負担がかかり、クッション部分が大きくなるために起こります。痔核が大きくなると肛門から脱出するようになります。
●症状
排便したときに血が出る、便が残っている感じがする、肛門から痔核が外へ出ているなど。
痔瘻 (じろう)
全体の10%。下痢の多い人がなりやすく、男性に多くみられます。まず肛門周囲腫瘍ができてから痔瘻へと進んでいきます。
●原因
直腸粘膜と肛門上皮の境目のくぼみから大腸菌などが入り込んで、肛門周囲に炎症を引き起こし、腫瘍になります。(肛門周囲腫瘍)これが自然に破れるか、切開することにより、膿が排泄されます。そのまま治る場合もありますが、約半数の人は、膿の管(瘻管ろうかん)が残った状態になります。これを痔瘻といいます。
●症状
肛門周囲腫瘍の場合、38~39℃の発熱、激しい痛み、腫れがみられます。痔瘻は、膿が出て下着が汚れます。膿の出口がふさがり、再び膿がたまると、肛門周囲腫瘍と同様の症状になります。
裂肛(れっこう)
全体の15%。20~49代の女性多い痔です。いわゆる「切れ痔」のこと。
●原因
硬い便や下痢便が勢いよく通過することにより、肛門上皮に傷がついた状態。
●症状
出血は少量ですが、痛覚がある肛門上皮が切れてしまうため、排便時や排便後に痛みを伴います。裂肛を慢性的に繰り返したり放置すると傷が深くなり、肛門潰瘍や肛門狭窄をきたします。
3.おしりに優しい生活習慣
痔の種類や程度によって治療法はさまざまですが、食習慣、生活習慣の見直し、排便を整えることが基本となります。 いったん治っても、痔は繰り返しやすい病気なので、便秘や下痢、下半身の血行不良が気になる人は、美腸活づくりを前提とした生活習慣全般の見直しをしましょう。
●排便は長くても3分以内にする
●便意を感じたときに排便する。
●朝食をしっかり食べて、腸の蠕動運動のスイッチオンにする
●食物繊維をしっかりとる
●アルコール類、香辛料などの刺激物は控えめにする
●1日1.5ℓの水分をこまめに補給する
●シャワーですまさず、ゆっくりと入浴する
●適度な運動をして、腸の動きを活発にする