
健康関連新着情報 MARCH
今年は桜の開花も早く、一気に春らしくなったと思ったら、季節はずれの雪が降ったり、寒暖差が
激しいので体調に気をつけましょう。
春は新しいことを始めるチャンスです。好きなことや興味のあることなど、何か新たなことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
目次 |
1.春の不調の原因は【自律神経の乱れ!?】
冬から春にかけては気候の変動や日中と朝晩の温度差が激しくなります。また、新年度が始まり生活環境が変化しやすい季節でもあります。
このような気候の変化や生活環境の変化が私たちの体に大きな負担を与えます。
特に体の様々な機能を調節している自律神経のバランスが崩れやすくなり、だるさや疲れ、めまいなど心身の不調を感じやすくなります。
自律神経のバランスを上手に整えて新年度を元気に過ごしましょう。
自律神経とは
心臓の動き、血圧調整、食べ物の消化、体温調整など生命を維持する上で重要な身体の機能をコントロールしているのが自律神経です。
自律神経は、緊張した時や活発に活動している時に働く「交感神経」とリラックスする時に働く「副交感神経」から成り立っています。
私たちが健康で快適に過ごすことができるのは、この交感神経と副交感神経がバランスよく働いているおかげです。
◆春に自律神経が乱れやすくなる原因◆
・激しい寒暖差
・気圧の変化
・生活環境の変化
さらに花粉症などアレルギー体質の人は、ストレスが重なり、様々な変化に対応しきれなくなり、
自律神経が乱れやすくなります。
◆自律神経の乱れにより主な症状◆
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自律神経の乱れを予防するポイント
ストレスを感じることが多い現代社会では、交感神経が過剰に働いている場合が多いので、心を鎮める副交感神経が優位に働くように意識的にリラックスできる方法をとることが大切です。
<予防ポイント>
栄養バランスのよい食事をしっかりとる
・睡眠時間をしっかりとる
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2.新聞掲載の健康関連情報
今月の読売新聞、朝日新聞に掲載された健康関連の新着情報まとめてご紹介します。
●たばこ1日1本でもリスク、心筋梗塞1.5倍…「本数減ではなく禁煙を」(2018年2月28日 読売)
たばこを1日1本でも吸う人は、吸わない人に比べて心筋梗塞や脳卒中などの危険性が1.3~1.6倍に高まるとする研究結果を、ロンドン大などのチームが発表した。チームは「病気のリスクを下げるには、たばこの本数を減らすのではなく禁煙するべきだ」としている。
●がん患者10年生存率55%…最高は「前立腺」92%、最低は「膵臓」で5%(2018年3月1日 読売)
国立がん研究センターは、がん患者の部位別10年生存率を公表した。2001年~04年の4年間にがんと診断された約5万7000人の10年後の生存率は55.5%で、前回よりも1.3ポイント上昇した。がんが初期に見つかった人ほど生存率は高く、早期発見の大切さが改めて浮き彫りになった。
●錠剤を1回飲むだけ…新インフル薬「ゾフルーザ」保険適用へ(2018年3月8日 読売)
錠剤を1回飲むだけの新しいインフルエンザ治療薬「ゾフルーザ」が、14日から保険適用されることが決まった。厚生労働相の諮問機関・中央社会保険医療協議会(中医協)で7日、承認された。開発した塩野義製薬(大阪市)は「速やかに発売したい」としている。ゾフルーザは、A型とB型のインフルエンザウイルスの増殖を抑える新タイプの薬。既存薬で効きにくくなったケースにも効果が期待される。
●男性72.14歳、女性は74.79歳…「健康寿命」延びる(2018年3月9日 読売)
健康上の問題がなく日常生活を送れる「健康寿命」について、厚生労働省は、2016年は男性が72.14歳、女性は74.79歳だったと発表した。前回調査(13年)と比べ男性が0.95歳、女性は0.58歳延びた。健康寿命は、同省が3年に1度行う国民生活基礎調査で、健康上の問題で日常生活に影響がないと答えた人の割合や、年齢別の人口などから算出している。
●新しい健康食認証制度「スマートミール」スタートへ(2018年3月14日 読売)
バランスの良い健康な食事「Smart Meal(スマートミール)」を提供する飲食店や事業所を認証する制度が2018年度から新たに始まる。制度を運用する「健康な食事・食環境」コンソーシアム(日本栄養改善学会など7学会)は3月14日、東京・駒込の女子栄養大学で記者発表会を開催した。スマートミールは、厚生労働省が定める生活習慣病予防や健康増進に役立つ食事の目安などを基に、カロリーや料理の組み合わせなどに基準を設けたもの。飲食店では店内禁煙を条件とし、食事を提供する環境も認証の基準に加えている。また、社員食堂など事業所給食も対象で、健康経営を食生活の面から支援することも目的にしている。