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健康関連新着情報 JULY

今年の土用の丑の日は7月20日(金)でした。江戸時代からこの日には、夏バテ防止にうなぎを
食べる風習があります。

うなぎはとても栄養価の高い魚で、タンパク質、ビタミンA、B群、D、E、ミネラルなどがバランス良く含まれ、夏バテ防止にふさわしい食材です。


また、血中コレステロールを抑制するDHAやEPAを多く含み、動脈硬化などの生活習慣病の予防にも効果があります。 暑い夏を元気に乗り切るためにもぜひとも食べておきたい食材ですが…価格が高騰しているので、手が届きにくくなっていますね(苦笑)

その他にも夏バテ予防に役立つ食材としては…


★豆腐★

豆腐には良質なタンパク質のほか、疲労回復に役立つビタミンB1やB2が豊富に含まれています。
また、消化が良いので胃腸が弱った時でも負担をかけずに栄養素が取れます。疲労回復効果や食欲
を促進させる働きのある梅干しを添えるとさらに効果的です。

★きゅうり★

きゅうりに含まれるカリウムには、体内にたまった熱を放出する作用があり、夏バテの予防や回復
に役立ちます。また、95%以上が水分のため、脱水症状の予防にもおすすめです。


意識的にミネラルと水分をしっかり補給して、熱い夏をぜひとも乗り切りましょう!



1. 『熱中症』には本気で注意!!


今年は例年にない天候が続く夏です。西日本豪雨や、猛烈で危険な暑さが続いている影響で、熱中症で運ばれる人が多くなっています。 熱中症は屋外だけでなく、高温多湿の屋内でも発症します。


今後も全国的に厳しい暑さが予想されていますので、熱中症対策を心がけ、暑い季節を安全に過ごしましょう.


熱中症を引き起こす要因


人間の体は、平常時は体温が上がっても汗や皮膚温度が上昇することで、体温が外へ逃げるしくみになっていて、体温調節が自然に行なわれます。


しかし、体温の上昇と調節機能のバランスが崩れ、熱の放出ができなくなると、どんどん体内に熱がたまってしまい、熱中症になってしまいます。

●環境
・気温が高い ・日差しが強い
・湿度が高い ・風通しが悪い など

●からだ
・高齢者や乳幼児、肥満の人
・脱水状態
・二日酔いや寝不足といった体調不良
・低栄養状態

●行動
・炎天下での活動
・激しい運動や慣れない運動
・長時間の屋外作業
・水分補給や休憩ができない状況


熱中症の症状と処置


●主な症状
・めまいや立ちくらみ、顔のほてり
・筋肉のこむら返り
・倦怠感や虚脱感、吐き気、頭痛
・汗が異常に出る、または全く出ない状態
・体温が高く皮膚が赤く乾いている

重症になると・・・
・意識消失、けいれん、体が熱い など

呼びかけに反応しないなど意識障害がみられる場合には重症である可能性も高いため、速やかな治療が必要となります。

●熱中症が疑われる場合の処置
・風通しのよい日陰など、涼しい場所へ移動する
・衣服をゆるめ、体を冷やす(首回り、わきの下、足の付け根など)
・水分、塩分、経口補水液などを補給する
・自力で水が飲めない、意識がない場合はすぐに救急車を呼ぶ


熱中症予防のポイント


●水分をこまめに取りましょう
水分と塩分が含まれたものを飲むようにしましょう。1リットルの水に1~2gの食塩と大さじ2~4杯の砂糖を加えて飲むと、効率よく水分を補給できます。


●気温と湿度をこまめにチェックしましょう
屋内の場合は、日差しを遮ったり風通しをよくすることで、気温や湿度が高くなるのを防ぎましょう。また、テレビやWebなどで公開されている熱中症指数で、熱中症の危険度をチェックしましょう。

●衣服を工夫しましょう
麻や綿など通気性のよい生地を選んだり、下着には吸水性や速乾性にすぐれた素材を選びましょう。また、外出時は帽子や日傘を使用して直射日光を避けましょう。


●睡眠環境を快適に保ちましょう
通気性や吸水性のよい寝具を使ったり、エアコンや扇風機を使用して睡眠環境を整え、睡眠中の熱中症を防ぎましょう。


●暑さに負けない体をつくりましょう
バランスのよい食事やしっかりとした睡眠をとるなど、体調管理をすることで、熱中症にかかりにくい体づくりをすることが大切です。

日ごろからウォーキングなどの軽い運動を行い、
汗をかく習慣を身に付けることで、暑さに適応しや
すい体になります。適度な運動を心掛けましょう。


2.新聞掲載の関連情報

今月の読売新聞、朝日新聞に掲載された健康関連の新着情報まとめてご紹介します。


●がん「領地」拡大の仕組み解明(2018年7月4日 朝日)


将来がんになる細胞(前がん細胞)が、周囲の正常な細胞を押しのけて「領地」を拡大させていく仕組みを、大阪大などの研究チームが解明した。この仕組みを妨げることができれば、将来的に、がんを早い段階で治療できる可能性があるという。ショウジョウバエのサナギを使った実験で、突き止めた。前がん細胞は周辺の正常細胞が死ぬように促した後、「空き地」になった場所を獲得するため、自身の細胞のサイズを大きくし、正常細胞との間に割って入ることがわかった。割り込みやすくするため、細胞の形を巧妙に変化させていることも確認できた。その後、細胞分裂を進め、さらにがんを大きくしていくとみられるという。


●「新規人工透析を1割減」目標…厚労省(2018年7月9日 読売)


厚生労働省は、慢性腎臓病(CKD)が重症化して人工透析が必要となる患者を減らそうと、地域のかかりつけ医と専門医療機関の連携強化などを柱とする総合対策をまとめた。10年後の2028年までに、人工透析を新規に始める年間の患者数を、現在の約3万9000人より、1割少ない3万5000人以下に抑えることを目標とする。CKDは血液から老廃物を取り除き、体の水分を調整する腎臓の働きが低下する病気の総称。自覚症状が出にくいため、腎機能の低下が進んでから受診する人は珍しくない。脳梗塞や心臓病などの循環器の病気を併発することも多い。



●パーキンソン病・ALS 2難病遺伝子治療へ(2018年7月13日)

運動障害などを引き起こす難病「パーキンソン病」や、全身の筋肉が衰える難病「菌萎縮性側索硬化症(ALS)」の患者に、正常な遺伝子を投与する遺伝子治療の臨床試験(治験)を、来年にも自治医科大などのチームがそれぞれ始める。1回の治療で長期間、症状改善や病気の進行を抑えられる可能性があり、数年後の治療薬の実用化を目指している。


●店や施設内は原則禁煙、改正健康増進法が成立(2018年7月18日 読売)


受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が18日の参院本会議で、与党などの賛成多数で可決、成立した。多くの人が利用する施設は、原則として屋内禁煙となる。すでに営業している小さな飲食店では喫煙を認めるなど、例外も設けた。東京五輪・パラリンピック前の2020年4月に全面施行する。今回の法改正により、病院、学校、行政機関などは屋内を全面禁煙とする。屋外であれば、敷地内で人通りの少ない場所に喫煙所を設置することを認める。交通機関はバス、タクシー、航空機内での喫煙が全て禁止される。船と鉄道は、煙の漏れない専用室なら喫煙できることにした。



田和璃佳<日本美腸メソッズ協会代表>

田和璃佳<日本美腸メソッズ協会代表>

美腸カウンセラー®/美腸をつくるたった2つの習慣で、免疫力up・美肌get・ヤセ菌増やして痩せやすい体を手に入れるoriginal『美腸Methods®』を全国に展開。 【藤田絋一郎先生(東京医科歯科大学名誉教授)監修】